あなたはびまん性脱毛症という女性特有の薄毛の症状を聞いた事がありますか?
加齢に伴い自分の髪の毛が次第に薄くなるにつれて、そういった専門用語も耳にする機会が増えてきているのではないでしょうか?

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びまん性脱毛症とは、男性でも女性でも起こりうる症状で、加齢に伴い頭皮全体の髪の毛が次第に減少していく症状の事です。全体的に少しずつ髪の毛の量が減少していくので、初期の段階ではなかなか気づきにくい場合があります。

今回はびまん性脱毛症の原因と治し方に焦点を置いて、解決策について解説していきたいと思います。

びまん性脱毛症ってどのような事が原因で起きるの?

女性でも男性でもそうですが、更年期に近づくに連れ、ホルモンのバランスが崩れる事によってTGF-βという脱毛因子の働きを活性化させてしまう現象が起きてしまいます。

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これは女性ホルモンの分泌が滞る事によって、男性ホルモンが頭頂部から前頭部の毛包に分泌されていく事によって、毛母細胞の生成をセーブしてしまう事によって起きます。

それで丈夫な髪の毛が育たずに、薄くて細い抜けやすい髪の毛ばかりが生えそろってしまうのです。

薄くて弱い髪の毛でもまだ生えてくる段階は良いのですが、次第に毛母細胞が死滅してしまうと、もうその部分からは新しい髪の毛は生えてこなくなるので、そこからハゲていくのです。

気が付いた時にはすでに遅しで、毛母細胞が死滅していたなんて事にならないためには、更年期に突入した段階で育毛ケアを自主的に始める意識が大切です。

びまん性脱毛症の症状を治療するには?

治療する方法①脱毛因子の働きを抑制する

びまん性脱毛症の症状の改善策としては、まずは脱毛因子の働きを抑制する必要があります。
TGF-βは、退行期誘導因子と呼ばれています。

育毛サイクルは、

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休止期→成長期初期→成長期→退行期

といったサイクルで回っているのですが、TGF-βが毛母細胞の働きを抑制する事によって退行期の時期が長くなってしまうのです。

場合によっては長くなるだけでなく、毛母細胞自体が死滅する事もあります。

原因としては男性ホルモンの作用が関わっているので、解決策としては男性ホルモンを減らすようにする必要があります。
手っ取り早い方法としては毎日の食生活を見直すことです。
 こちらで詳しく解説しています。

治療する方法②成長因子の働きを促進させる

意識的に成長因子という毛髪再生の有効成分の働きを促進させる努力をする事も大事です。

最近では、成長因子成分を配合した育毛剤が開発されています。

主な働きとしては、

KGF ケラチン細胞増殖因子と云われていて、髪の毛の栄養分となるケラチンの生成に必要な成分です。
IGF インスリン様成長因子は毛母細胞分裂を促進させる作用があります。
VEGF 血管内皮細胞増殖因子は頭皮の血管の生成に作用します。
HGF 肝細胞増殖因子は休止期の毛包を成長期へと導く作用があります。
FGF 繊維芽細胞増殖因子は毛母細胞の増殖促進作用があります。

これらの成長因子成分配合の育毛剤を頭皮へとコンスタンスに注入していく事によって、加齢によって滞っていた育毛サイクルを正常化させる効果が期待出来ます。

睡眠は必須

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但し、これらの成分の効果をより発揮させていくためには、体内の成長ホルモンが一番分泌される睡眠中を意識して注入するのがコツです。

成長ホルモンが一番排出されるのが夜の10時から深夜の2時の間ですが、早めに寝るとその間に2回程深い眠りについた時によく分泌されます。

お風呂も意識

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夜お風呂に入ってから頭皮へと成長因子成分配合の育毛剤を注入したら、遅くとも12時までには眠りについておく必要があります。

睡眠時には新しい髪の毛が成長していくといった大切なポイントを押さえておきながら、頭皮環境にとってベストコンディションとなるような生活習慣へと整えていきましょう。

治療する方法③毛穴の詰まりを解消して育毛促進する

加齢に伴い、全身の水分保持率は低下してきます。

顔の皮膚が乾燥してシワが出来るだけでなく頭皮も乾燥しがちになるので、フケが出やすくなったり、血行不良によって体のてっぺんである頭皮や髪の毛の先端にまで栄養分が行き渡りにくくなります。

まずは血行促進する事が先決なのですが、その方法としては、

毎日意識して運動を取り入れて筋力を鍛えて、冷え性を改善する
ヘッドスパを行う

通常のシャンプーだけでは落としきれない毛穴に詰まった古い角質を除去するために、頭皮をマッサージしたり、ヘアパック、炭酸パックなどをして毛穴を開かせるケアをコンスタンスに取り入れる事が大事です。

ノンシリコンタイプのヘアケア製品を活用する

通常の市販のシャンプーやリンス、トリートメントの多くには、シリコンという髪の毛に潤い感を与える成分が配合されているのですが、シャンプーやトリートメントをした後にその洗い残しが少しでもあると毛穴の詰まりの原因となってしまいます。

だから更年期に突入したら、ノンシリコンのヘアケア製品を使用するように心がけて下さい。

更年期でなくても若いうちから頭皮環境を整えておいた方が、健康的な髪の毛が保てます。

まとめ

今回はびまん性脱毛症をテーマに、その原因と解決方法について様々な角度から解説してきました。

症状もしばらく経ってから気が付く場合が多いので、更年期に突入する前からでもスペシャルケアを取り入れたり、育毛作用の高いヘアケア製品へと切り替えるように工夫していって下さいね。